過払い金
過払い金Q&A
資料が何も残っていませんが大丈夫ですか?
借りていた業者の名前が分かれば大丈夫です。
その業者に受任通知を出して取引履歴を取り寄せることで、過払い金を計算できることも多いです。
過払い金はどれくらい戻ってきますか?回収までの時間はどれくらいかかりますか?
交渉段階で、過払い金元金満額に対する割合でどれくらい払うのか、いつ払ってくるのかは、業者によって対応がまちまちです。
割合は低いがすぐ払ってくる業者もあれば、割合はまずまずだが入金までかなり待たせる業者もあります。
過払金訴訟を提起すると、交渉段階よりも増額提示があることも多いです。
過払い金回収までの時間は、早くて6ヵ月くらいと思っておきましょう。
「依頼してから取引履歴開示までに1~2ヵ月→過払い金の調査&業者に請求→示談→訴訟」
という風に進みます。
示談して過払い金がすぐ振込まれるわけではなく、数ヶ月後になることが多いです。
訴訟になれば、さらに時間がかかります。
いつ完済したのか覚えていないのですが…?
借りていた業者の名前さえ分かれば問題ありません。
実際にいつ完済したのかは、取引履歴の開示があれば判明します。
完済後10年で時効になってしまうので、できるだけすぐ弁護士に依頼しましょう。
「現在返済中だが、途中で完済したかもしれない」という場合も同様です。
返済中でも依頼できますか?
借金を返済中でも、依頼は可能です(任意整理の依頼になります)。
任意整理で返済を止めたうえで、過払い金を調査します。
現在の借金が減るかもしれませんし、過払い金を回収できるかもしれません。
調査の結果、利息の支払いすぎがなければ、借金減額も過払い金回収もありません。
それでも、支払総額のカットなど、任意整理のメリットを受けることができます。
「自分で今まで通り返済しておいて、過払い金があるかないかだけの調査を依頼する」
ということも可能です。
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裁判には出席しないといけませんか?
過払い金返還訴訟は、弁護士に依頼していれば、裁判に出席する必要はほぼありません。
裁判官が、原告(こちら)と被告(業者)の双方の言い分を聞いて、双方が譲歩する形で和解できないかと打診してきます。
和解困難で判決方向となる場合には、場合によっては、ご本人が裁判所に出席しなければならなくなる可能性もなくはありません。