任意整理
任意整理の進み方
弁護士が、取引履歴を取り寄せて、借金の状況を調べます。
取引履歴が開示されるまで、消費者金融で2週間~1ヶ月程度、信販会社で1ヶ月~2ヶ月程度の時間がかかります。
正式にご依頼頂いてから和解書(示談書)の取り交わしまで、3ヶ月~6ヶ月程度となることが多いです。
1.まずは無料法律相談を
メールフォームあるいはお電話にて、無料法律相談をお申し込みください。
個人の借金問題の初回相談料:無料
2回目以降は原則相談料がかかりますが、相談に引き続き契約頂いた場合には、その回の相談料は頂いておりません。
法律相談は、当事務所(最寄駅:秋葉原駅,浅草橋駅)にて、弁護士と面談して行います。
現在、電話相談は対応しておりません(日弁連の規程による)
任意整理の法律相談では、借入先業者名や借りている額、家計収支などの事情を聴取したうえで、任意整理というのはどういう手続きなのかについて大まかなイメージを掴んでいただきます。
そのうえで、任意整理をするメリット・デメリット、予想されるリスクなどについて説明します。
2.弁護士への正式なご依頼
正式なご依頼を希望される場合には、法律相談を担当した弁護士に、その旨をお伝えください。
担当弁護士から、口頭で内容を詳しく説明させて頂いたうえで、契約書を取り交わします。
着手金など弁護士費用のお支払い方法は、銀行振込とさせて頂いております。
契約当日に現金でお支払いいただく必要はありません。
ご希望の方には分割払いも対応しております。
3.受任通知発送:電話や取立てをストップ
当事務所より業者に対して、受任通知を発送します。
受任通知には「事件の依頼を受けたので、取引履歴を開示してほしい」という内容が書かれています。
「ご本人への取立ては中止してほしい。今後の連絡は弁護士あてにほしい」という内容も、受任通知に記載されています。
受任通知送付により、ご本人に対する事実上の請求(取立ての電話や手紙など)はストップします。
弁護士への依頼後は、ご本人から業者への返済を一旦ストップしていただきますので、生活に余裕が生まれます。
取引履歴:借入・返済の年月日と金額が記載されている資料です。
4.債務状況を調査します。
受任通知から数週間~2ヶ月くらいで、業者から取引履歴や債権届出書が送られてきます。
取引履歴や債権届出書が到着次第、過払い金は発生していないのか、正確な借金残高はいくらなのかを調査します。
過払い金が発生している場合、返還を求めていきます(過払い金返還請求)。
5.調査結果をもとに返済計画を立てます。
どこからいくら借りているかの調査が完了したら、どこにどれだけの返済が必要なのか、ある程度の目途が付きます。
法律相談の段階である程度の見込みを立てているはずですが、ここで再度確認します。
ご本人の家計収支から無理なく払っていける額を確認します。
6.債権者(業者)との交渉を開始します。
「長期分割にしたい」
「一括で支払うから金額をカットしてほしい」
債権者との話し合いにあたっては、できるだけご本人の希望に沿うように交渉します。
こちらの希望がそのまま通ることもありますが、債権者からも返済回数や返済額についての注文が出てくることがふつうです。
債権者の注文がご本人の許容する範囲内であれば交渉をまとめていくことになりますし、範囲外ならご意向を再確認して対応策を検討します。
7.交渉成立→示談書作成
債権者との間で返済計画について合意ができたら、示談書を取り交わします。
示談書を2部作って、ご本人と債権者が1部ずつ持つことになります。
示談書への記名押印は弁護士が行いますので、ご本人がサインや捺印をする必要はありません。
8.示談書のお渡し
債権者と取り交わした示談書を、郵送など適宜の方法でお渡しします。
債権者へ支払う振込先口座も、示談書の中に記載されています。
9.返済開始
ご本人から債権者の口座へ振り込む形で支払っていただくことになります。
示談書の内容に従って,返済を開始してください。
任意整理では、通常は将来発生する利息がカットされ、単純な分割払いの内容になっていることが多いです。
「支払っても支払っても終わらない」という状況から、ゴールが見える状態になっているはずです。
毎月の返済をきちんと続け、完済まで頑張ってください。
任意整理の進み方や流れについては、下記コラムもご参照ください。
任意整理の進み方や流れはどんな感じになるの?